2016年2月29日月曜日

お家を買うのは大変だ。

ご無沙汰しております。

ここ半年ぐらい魚を釣っていないフージーです。
更に年度末のデスマーチで休みがほとんどありません。
そんな中、長めの文章で自宅(マンション≒釣具)を買ったのでその経過報告など。

まとめると、
キャンセル物件で納得価格で自宅を購入する予定が、他の客とうまく天秤にかけられ、危うくお金を多く払いそうになったけど、みんなの力を合わせて、なんとか乗り切った
、というお話です。


家を買うつもりは、転勤も多いし、家賃も職場らからの補助もあるので、全く無かったです。

きっかけは、賃貸アパートの台所から異臭がしたことです。排水管を分解・洗浄して少しは収まったものの、やはり素人仕事なので、少し匂いが残りました。ただ、賃貸なので本格洗浄する気はさらさらありませんでした。

その時ちょうど近所にマンションが建築中で、完売になっていました。
で、奥様が何の気なしに電話して、説明をうけて、キャンセル出たら教えてと伝えて帰りました。

そこから、1ヶ月
出ましたよ、キャンセルが、 しかも結構お高い部屋です。

完全に予算オーバーなので、無理だねと伝えたところ、いくらなら買うのかと聞いてきます。
予算を伝えると、そんな金額では話にならんと、向こうから交渉打ち切りです。
こちらも、ほかに買う人がいなければまた連絡してと伝えていったん交渉決裂です。

そんな中、家族会議でいろいろなことを話し合いました。

  • 年取ったらローンが組めなくなること。
  • 子供が小学校に上がると、転校とか大変そう。
  • 子供が大学生になった時、一人暮らしを支えれないので、自宅から通える大学が多いこと、
  • 2人めが生まれて、アパートが手狭になったこと。
  • 駐車場が狭くて好きな車が選べないこと
  • バイク置き場がないため、バイクが盗まれたこと
  • 近所に引っ越すと通勤時間は短くなるわけではない。
  • いつまでも会社からの補助があるわけではないし、補助があっても結構な金額を毎月払っている。
  • ただ、転勤になったら持ち家はリスクが大きい。

まあ、こんな話をしている時点で、家を買う気持ちになっていたのかもしれません。

で、建売の一軒家を見に行きました。これも予算をオーバーしていますが、見るだけタダです。
売れ残り物件なのでしょうか、売り主+不動産屋さん3名が待ち構えていました。ひととおり見た結果の感想としては、狭い部屋が数多くあり、エアコンがたくさん必要。1階で洗濯して3階に干すのが大変そう。しかもベランダが広くないし階段も狭くて急。
広い家で育った田舎者が都会の家をみると、現実を知らない分、どうしてもこんな感じで見てしまいます。
趣味の釣りとスキーのことを考えると、道具置き場と車庫が近いため、一軒家が必要条件でした。しかし、見に行った家が悪かったのでしょうか、マンションも悪く無いなと感じるようになりました。

それから、しばらくして、再びマンションの営業から電話がかかってきました。
どうやら、他の人が買うには至らなかったようです。
それで、また値段を聞かれます。”いくらなら買うのか?”と。
いくらまで、下げれるのかと聞き返すと、はぐらかされます。
そもそも、マンションって値段交渉しても良いのかどうかもわかりません。
それで、値引き交渉1回めとしては、原価これぐらいかな?という値段を伝えると、その値段なら自分で買うと営業の方が言い放ち、再び交渉決裂です。

そのあと、SUMOにこの物件が出現します。売れていないようです。

一週間ぐらい経ったでしょうか、また電話がかかってきました。
価格を下げて、エアコン・照明を全部屋につけると一気に決めにかかってきました。
奥様はOKを出しましたが、交渉した結果、少しだけですが、あっさりと価格を下げてもらいました。

そこで、今回のポイントとなる”買付け書”に記入しいろいろな手続に入ります。
(通常は、”申込書”だそうです)

手続きに関しては、ローンの借入先を選んだり、仮審査の申し込みなど、まあ一般的な内容ですが、一つ通常と異なることがありました。

価格交渉をしたので、”社長会議の決済”が必要だそうです。
これは、今でも疑問です。いちいち社長が決めていたら仕事が回らないので、のんびりした会社じゃのうと思います。

で、この”社長会議の決済”をもらったあと、契約をしなければいけないというルールがあることを説明されて、その会議のスケジュールに合わせてローンなどの手続きを進めました。

ローンは、一気に勉強しましたが、わかったことは以下のとおりです。
  • 今は金利がすごく安いので、住宅ローン減税も使えるし、お得に借りれる。
  • 金利は変動、固定、ミックスがあるが、変動を選ぶ人が多い。
  • 保証料とか手数料とかも考えてトータル支払い金額で選ぶ
  • 変動の場合、金利が上がっても支払いが増えない方法をとる銀行がある。この場合最後にまとめて残高が払えないと、高金利の借金が残る。
そのほか、車を買い換えた時に必要な車庫証明に費用がかかるのかどうかとか、細かいことを詰めていきました。(車庫証明には費用はかかりませんでした。)
あと、すまい給付金についても聞きましたが、あなたは対象外です。と断言されました(こちら独自で調べると該当しました、いい加減な営業でしたね。)


そんな、手続きの一つに”重要事項の説明”というのがあります。当初の予定としては契約と同時に行う予定でした。
しかし、”社長会議が延期”になったため、契約ができなくなり、重要事項の説明だけ先に行う事になりました。先方の都合で明石までこちらから出向いて説明だけを受けに行きます。
ここでも、のんびりした上にガチャついた会社じゃのうと思いながら、重要事項説明書にサインしました。もう、買った気分です。

”その次の夜”事件が起こります。

営業担当から、”もっと高値で購入する別の方が現れた”と連絡を受けます。
昨日したサインは一体何?実印押したよね。とパニックです。
さらに、
もっとお金を払えば即決できます”と追い打ちをかけてきます。

【重要事項説明書は契約書ではない】ので、契約は成立していないそうです。

ただまあ、はいそうですか諦めますとも、お金払うとも言える状況ではないので、
”状況は理解した”とだけ冷静に伝え、電話を切りました。

さてさてどうしたものでしょうか?少し考えましたが、いろいろ疑問があります。
いや、明らかにおかしいです。おかしいのはわかるのですが、素人なのでよくわかりません。
すくなくとも、この会社の評価が”のんびりした会社”から”いい加減な会社”に変わりました。いい加減な会社からは、なにもは買えません。

ただ、いい加減な会社かもしれませんが、物件的には魅力的でもありました。
そこで、諦めることはせずに、手に入れるために出来るだけのことをしようと決めました。

交渉にあたり、まず、疑問点を整理した後、専門家に聞いて理論武装します。
まずは、消費者センターに電話です。すると、不動産関係専門の相談所を紹介されました。そこでは、”2重申し込み”に相当する可能性があるが、どの法律に触れるかわからないので、更に詳しい所(名前忘れた)を紹介されました。
そこでのアドバイスが、非常に的確でした。

【契約前であれば、先に交渉している相手ではなく、値段の高いほうに売っても良い。】
【ただし、大手業者でさらに重要事項説明を行ったあとでは、まずしない。】

つまり、法律的には問題ないので、こちらの都合よりも儲けを選んでいる状況です。

そこでは、もう一つアドバイスを貰いました。
”こちらがキャンセルするまで、向こうはキャンセルできないと思うので、
追加料金を払い購入するフリをして、最後の最後でキャンセルをすればよい。
向こうからキャンセルするように仕向けてきているので、なんの問題も生じないはず。”

このアドバイス通り実行すると、なかなか契約をしない上に、最後の最後でキャンセルをするすごく面倒で迷惑な客を演じることになります。面白そうですが、結果として家が手にはいらないので、実行できません。ただ、このアドバイスは、相手を交渉にのせるための大きなヒントになりました。

後日、電話で購入する意図を伝え、これまでの経緯について説明に来てもらいました。
そこでは、こちらの思うところを伝えました。

まず、営業倫理の確認です。
交渉中の相手に売るのか、高値に売るのか聞いた所、高値に売るのに問題無く、”不動産取引では常識”であり問題ないとのことです。
ただし、”申込書”ではなく”買取り書”の場合に限るとのことです。

次は、第三者の購入金額です。
こちらより大幅に多かったです(本当の金額ではないとは、思います)。

さらに、社内手続きの内容です。
値段交渉により価格が下がり、社長決済が必要になったとのことです。ただ、社長決済が不要な価格であれば、すぐに契約できるそうです。その金額は第三者の購入希望金額より”低い”そうです。
(今思うと、営業所に権限がなさすぎです。)

そして、こちらの気持ちを伝えます。
  • 契約に向けて努力していたこと
  • 会社にはもう引っ越すと伝えたこと
  • 値段を後から吊り上げるのはおかしいじゃろ、わしらは、安い値段で釣られたんか?

要約するとこんな感じです。

さらに、もし、追加金額を払っても、その第三者より低い金額で購入することになり、その第三者としては、高い金額を払う意志があったのに購入できない事になります。営業倫理的にも、第三者の心情的にもよろしくないことになります。この点は、しつこいぐらいに指摘しました。

結局、うまいことをして、社長会議で決済をもらうことにしたようです。結果としては、こちらの希望どおりになった形です。すっきりはしませんが。

本当に第三者がいたのかどうかわかりませんし、実際に確かめる方法もありません。そもそも、社長会議があるかどうかも怪しいものです。金額交渉のよくある話なのかもしれません。
だいたい、重要事項に署名した後に他の客を案内する時点でおかしいです。

ただ、一つ言えるのは、経験豊富な売る側と、人生に1度か2度しか経験しない購入側では、持っている知識の量が違いすぎるため、どうしても売る側が有利になると思いました。


釣具スペースを確保、満足(=^・^=)